2006年頃から問題が表面化し始め、現在ではこれが理由でインプラント治療が出来ない方もいます。骨粗しょう症の薬剤を長期にわたって服用されている方は、副作用であごの骨の壊死や骨髄炎が現れることがあり、インプラント治療はおろか、抜歯も難しくなってしまいます。
特に女性は骨粗しょう症が発症していなくても、かかる可能性が高いために、外科でビスフォスフォネートと呼ばれる骨粗しょう症の薬を予防投与することが多くあります。医科では、全身的な病気を考えていますので、ひとくくりにその薬の服用が悪いというわけではありません。
当院では、ガイドラインにもうたわれている3年以上の服用をされている方については、大学病院などへの紹介を行っています。3年以下の場合は一定期間薬を休むなり、他の薬に替えるなりしてからの治療となります。