All-On-4 A
オールオン4を作ったのは世界最大の歯科クリニックを持つポルトガルのDr.マローです。
マローのクリニックは彼は骨移植の世界的な権威として有名でしたが、その名声をすべて捨て去り、数年間にわたって総入れ歯の人に骨移植をせずに、1回の手術でインプラントによる固定式の義歯を与えるための研究を行いました。
彼はなぜそんなことをするようになったのでしょう?
総入れ歯の方は高齢な方も多く、骨の移植による再生、増生があまり期待できず、2回も手術すること自体に遠慮される方が多いこと(骨の移植は入院しての外科処置で腰の骨を顎に移植することが多い)などからオペをしたらその日に固定式の入れ歯を与えるという野望を抱いたのです。
つまりより早く手術が終わり、終わったらそのまま咬めるようにすること!!
インプラント体自体の技術革新もありましたが
?@顎に4本のインプラントがあればすべての咬みあわせを支えられること
(椅子の足も4本で体重を支えますが、構造的にはそれとおなじということです)
?Aインプラントを斜めにいれてもかかる負荷にはそれほどの差がないこと
(斜めにインプラントをいれることで、解剖学的な危険部位を安全にさけることができます)
などを導き出し、この方法をオールオン4と名づけました。
そしてマローがオールオン4を送り出してから10年がたち、コンピュータの発達によってさらに手術をフラップレス(粘膜に切開をしない)でできるようになり、ほとんど腫れもせず、痛みも少ない形で手術ができるようになってきました。
さらに解剖学的に困難だった上顎の症例にも、ザイゴマという特殊なインプラントを使ったオペによりオールオン4が可能になるなどさらに進化を続けています。
(ザイゴマによるオールオン4はマロークリニックで行っており、アジア圏では2008年マカオにクリニックが出来上がります)
詳しくはこちらをご覧下さい。
フクロ歯科医院 オールオン4治療
http://www.owl.gr.jp/treatment/01_03.html